12月になっても、鈴を吊したようなピンクの実が鮮やかである。マユミは雌雄異株で、我が家にある3本のうちで実を付けるのは1本だけであるが、紅葉も散って色目の無くなった庭には有り難い存在である。今年は晩秋の平均気温が高かったので、葉もまだ緑のままに残っている。
実に比べると、5月に咲く花の方は地味である。黄緑色で目立たないが、よく見ると可愛い濃紫色の4つの雄しべと小さな雌しべが一つ見える。雄花では雌蘂が退化して花柱がない。
学名はEuonymus sieboldianusで、ニシキギ科ニシキギ属である。sieboldianusは、シーボルトが採取したと言う意味。