このページでは、一年を通じて次々と開花する身近な木の花や、紅葉・木の実等をご紹介し、また、私や仲間の訪れた全国各地の巨木の写真を載せています。
木々たちは、まだ寒い冬のあいだから芽を出し、早春から初夏にかけて蕾を育て花を咲かせ、やがて青々と葉を茂らせて太陽の恵みを受け,幹を太らせ枝を伸ばします。そして、晩秋となり太陽が低くなると、つかの間の紅葉を残して葉を落とし、ひっそりと次の一年に備え始めます。
このようにして数百年、自らの営みを繰り返しながら、人々の暮らしを見てきた巨木たち。縄文・弥生の時代から人々の営為を見続けてきた巨木の前に立つと、人類の過去と未来に思いを巡らせてしまいます。人類はいつまで栄え続けられるのだろうか。我々は人類の未来に残すべき大切な遺産を消費し尽くしつつあるのではなかろうか。
巨木は、日常の感傷からさらに時間軸を広げて遠い未来に思いを馳せさせてくれます。