季節の木

5月

ツクバネウツギ-(1999.5.14、2000.5.7)

ツクバネは衝羽根と書き、萼の形が羽根つきの羽根に似ているところから名付けられた(写真では、花の後ろに5枚の萼がボーッと写っている)。枝先に2個ずつの花を、灌木一面に咲かせる。花が少し小さいツクバネミネウツギ(アベリア)は街路の植え込みによく...
9月

ズミ-秋-(2001.9.25)

宿の向かいが旧北海道庁だったので、朝早く起きて、赤煉瓦の瀟洒な建物の周りを散策した。水辺に沢山の木が植えられており、いずれもスクスクと育っている。広い北海道の自然に合わすように、本州で見る小高木がここでは大木に育っている。 ズミの木には赤...
4月

ズミ(酸実)-(2000.4.29)

京都ではズミもそろそろ終わりである。山野に見られる小高木で、5-6月に白または淡紅色の花を付ける。五弁の花びらは基部が細く頼りなげに見える。リンゴ科の木と言っても、果実は1cmに満たないが、木一杯に付く。近畿以西では山地で見られる。 学名...
5月

コバノズイナ-(2004.5.26、2005.5.23(Nornさん))

今年は、Nornさんからコバノズイナの花が届いた。昨年、市大理学部附属植物園の花木園で同じ時期に見たときにはまだ蕾であったので、四国では大阪よりも開花が早いのかも知れない。 ズイナと同じ様な白い花を付けるが、葉はズイナよりやや小さく、花穂...
5月

ヒイラギズイナ-(2004.5.26)

京大理学部植物園の北の端に、他の木に隠れるように植わっているが、5月末に行ってみると勢いの良い花が咲いていた。同じ花は、農学部植物園の入口付近で見たことがある。その時は名前がわからなかったが、今回は直ぐ近くに名標板が落ちており、そこには「コ...
季節の木

ズイナ-(1999.5.29)

別名をヨメナノキという。主として近畿地方以南の山に自生する。5-6月に穂のような花を多数つける。一つずつの花は5弁で5個の雄しべがある。特徴がある花付きで、すぐそれと分かる。ズイナの仲間としては、花穂も葉も小型のコバノズイナ、南西諸島以南に...
季節の木

ザクロ(石榴)-(2001.10、2008.6.21(橋口さん))

ザクロの実も秋の風情に欠かせないものの一つである。葉が緑の頃から赤く色付き、黄葉が始まる頃には、真っ赤な実がはじけて美味しそうな種子が覗く。鳥たちには美味しいのだろうが、種が主体の実は、我々には期待したほど美味ではない。それでも、俳画を初め...
季節の木

ザクロ(石榴)-(1998.5.27、2008.6.21(橋口さん))

あちこちでザクロの花を見かける。少しつぼんだようなラッパ型の6枚の花弁がやや縮れたように開いている。青葉と朱赤色の対照が美しい。実は熟すと、不規則に裂けて種子が覗く。食用に出来る。 学名はPunica granatumで、ザクロ科ザクロ属...
季節の木

ザイフリボク(采振り木)-(2003.4.13、2005.4.11(野坂さん)、2005.12(よしゆきさん))

数年前に開設された老人ホームの前で、白いザイフリボクの花が満開である。滅多に植栽にはお目にかからない花であるが、風に揺れて爽やかである。華やかなソメイヨシノとは対照的に、都会の中でそこだけ山の風が越してきたような風情がある。 今年は野坂さ...
季節の木

ユズリハ(譲葉)-(2005.4.29)

この季節、ユズリハの名に相応しく、新しい若葉が勢いよく上向きに成長し始めるのに対して、旧年の葉は下を向いて勢いを失っていく。その中間に暗赤色の雄花が一杯に付いている。雌株では小さな雌花が付く。葉は枝先に輪生し、中央から放射状にでる葉柄の赤い...
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