クチナシ(梔)-(2000.7.1)

季節の木

今年は7月に入ってからクチナシが満開になった。満開と言っても、次々と咲くクチナシの寿命は短く、すぐに黄色くなってしまう。「オオヤエクチナシ」は比較的永く持つが、中国原産の小さなコクチナシはすぐ黄色くなる。 クチナシは、高さ1-3mの常緑の灌木であるので、植え込みなどによく使われる。7月頃に咲く白い花の香りは甘く、深呼吸をしてもっと吸い込みたくなる。最近は園芸品種の八重クチナシが多くなって、花弁が6枚の普通のクチナシを見る機会が少ない。今年はようやく京都植物園で撮ることが出来た。クチナシのもう一つの特徴は、秋に黄色に熟す実の独特の形である。中には5-7個の種子が入っている。
学名はGardenia jasminoidesで、アカネ科クチナシ属である。別名をセンプクともいう。

コクチナシ-葉が尖っている     八重のクチナシ

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