クリスマスの時には、鮮やかな赤い実でケーキを引き立てるセイヨウヒイラギも、春の花は目立たず小さい。ちゆきさんが、近所のクリーニング店で鉢植えされていたセイヨウヒイラギの花の写真を送って下さった。
この花は雌花であるが、一見してヒイラギの花とは違うことが解る。ヒイラギはモクセイ科で、花はよい芳香を放つが、セイヨウヒイラギの花はモチノキ科特有の緑の花で匂わない。写真の雌花は、やがて緑色の実となり、晩秋には赤く色付く。
西洋ヒイラギの学名は、Ilex aquifoliumでモチノキ科ヒイラギ属である。雌雄異株の常緑高木で、ヨーロッパ、北米に広く分布する。英名は、English hollyあるいは、Christmas hollyである。
雌花。実はクリスマスの頃には赤く色付く。
花が落ちて、葉も黄色くなってきた鉢植えのセイヨウヒイラギ。