日本の三大かやと言われるのは、静岡県の浜北の大かや、群馬県の横室の大かや、それと「与野の大かや」である。カヤは、妙行寺の境内の一部の金比羅社と並んでいる。このカヤは、古くから関東一円に知れ渡っていたようである。昔は、カヤの実から食用油をとった。
埼京線の南与野で降りて、駅の北西に向かって7、8分歩いたところに妙行寺があり道を挟んで南側に、この巨木がどっしりと立っている。すぐ近くまで民家が迫っており、この木の横は子供たちの小さな球技場になっている。ここで育った子供たちの想い出の木となることであろう。
樹高22m、幹の周囲7.1m、樹齢は2000年といわれる。