今年は京都府立植物園でヤブサンザシの花を見た。今まで気付かなかったが、たまたま満開の枝垂れ桜を訪ねたあと、生態園に向かう途中で出会った。市大植物園で見たときより花の盛りに近かったので、良い写真が撮れた。今回撮った花も雄花である。
**************************
市大植物園で見つけた。僅かに花が残っていたが、盛りはとっくに過ぎている。4月の花とはいえ、今年は暖かい春だったので、どの木の花も駆け足で行ってしまった。<br> 落葉の低木で高さは1m程度である。雌雄異株で、葉脈に数個ずつ目立たぬ黄色の花を付ける。写真のものは雄花である。雌木には球形の小さな実がなり、赤く熟す。
学名はRibes fasciculatumで、ユキノシタ科スグリ属である。本州以南の東アジアに分布し、別名をキヒヨドリジョウゴという。
秋11月のヤブサンザシの実