モクセイと呼ばれているものに5つほど種類がある。最も多いのが、キンモクセイであるが、ギンモクセイ、ウスギモクセイ、シマモクセイそして、ヒイラギモクセイがある。
いずれも10月に花を付けるが、キンモクセイは橙黄色、ウスギモクセイはごく薄い黄色、ギンモクセイ、シマモクセイ、ヒイラギモクセイは白である。葉は、ヒイラギモクセイには鋸歯があるが、他のものはほとんど全縁である(わずかに鋸歯が残っているものもある)。樹皮はヒイラギモクセイ以外は灰褐色で、高さ3-10mになる。他のモクセイと異なり、ウスギモクセイは雌木も日本に移入されており、時々実を見かけることがある。
写真のウスギモクセイは、京大北部食堂の東側と農学部植物園の入り口に植えられている。どちらかというと関西に多く見かけられるようである。
学名はOsmanthus fragrans var. thunbergii。モクセイ科モクセイ属で中国・インド原産。
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ウスギモクセイの実を梅本さんから送っていただいた。(2001.3)
級友の杉之原さんから、「キンモクセイの実」と言う写真を送っていただいて、心ときめかせていたが、秋になり、残念ながらウスギモクセイであることが判明した。(2007.9)