ウンナンオウバイ(雲南黄梅)-(2000.4、梅本さん)

季節の木

梅本さんから、小石川のウンナンオウバイが届きました。以前、3月末に小石川植物園を訪れたとき、既に満開に咲いていましたから、随分と花期の長い花と言えます。以下は、梅本さんの解説です。
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和名 : ウンナンオウバイ
モクセイ科 ソケイ属
学名 : Jasminum mesnyi
原産地 : 中国西南部原産

明治初期に渡来した、この「ウンナンオウバイ」は、常緑半蔓性です。其れに対し、かなり古くより伝わる「オウバイ」は、落葉半蔓性であり、中国北部の原産です。

この「ウンナンオウバイ」は、其の美しく枝垂れる枝に、黄色の花を、滝の流れが如く付けます。葉の形状は、3出複葉で対生し、その花冠は6~10裂します。其れは、まるで、八重かと思う様な印象を持つ花である。オウバイよりも花が大きい事も、その特徴の一つとして挙げられます。また、枝は細長く、角張っています。

中国では、「オウバイ」の事を、「迎春花」と呼ぶ様に、春を告げる花木とされており、葉の出る前に、花を展開致します。一方、この「ウンナンオウバイ」も、其れと同じ、3~4月頃より咲き始めます。両者は似ているが故、本種には、「オウバイモドキ」なる別名が付けられております。
画像は、小石川植物園にて撮影したものです^^。
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この木を「ウンナンソケイ」と呼ぶこともあるようです。

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