三重県の「ふう」さんから、珍しい梅の写真を送っていただきました。雌しべが多い変種で、地元の方々の熱意で、枯死寸前であったものが梅園としてよみがえったと云うことです。御薗村の天然記念物に指定されています。以下は、ふうさんからのお便りです。
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梅の花はちまたにごくありふれていますが,この梅はめしべにご注目ください。複数のめしべがあります。多いものはめしべが6,7本もあります。三重県度会郡御薗村新開(みえけんわたらいぐんみそのむらしんがい)の「臥龍梅」です。「ぎょりゅう」ナントカというのはそこらじゅうにあって人工のものですが,これもそのめしべを見てもらうために人為的に臥龍にしてあります。
樹齢千年のうたい文句ですが,本体はなくなり,孫やひこの梅の木です。枯死しかかっていたものを近隣の人たちが挿し木や接木をして増やし,ようやく梅園として見て貰えるようにしたそうです。梅園そのものは小さく10坪ほどしかありません。
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送っていただいた名標板によれば、西暦901年に太宰府に左遷された菅原道真公が冤罪を晴らすために伊勢の地に寄進した梅であると伝えられる。
学名は、Prunus mume var. XX(不明)で、ウメ科ウメ属である。ウメには数多くの園芸品種がある。
当地の掲示にあった梅の実