関西のウメはそろそろ終わろうとしているが、京大本部構内に、白梅・紅梅それぞれ2種が上手に植えられた場所があり、今満開である。
ウメは園芸品種が多いので、同定は難しい。野梅系、紅梅系、豊後系などに分けるようだ。紅梅系では、枝の髄が赤い色をしている。この髄から赤い染料を採って反物を染める技法があると教えて貰った。豊後系は実を採るために栽培されるものが多い。野梅系には、一重・八重、シダレ、紅白咲き分けなど多様な品種がある。
雄しべの短い白梅は白加賀に似て、長いものは鶯宿(オウシュク)に似ている。紅梅の方は、ピンクは難波紅、深紅のものが八重寒紅に似るが、花期が遅い。お解りの方、お教え下さい。
ウメの学名は、Prunus mume、バラ科サクラ属で、中国中部の原産である。