ウチワノキ(団扇の木)-(2001.2.25、2003.11.2)

季節の木

菱山忠三郎氏の「花木ウオッチング100」(講談社)に
あまり見かけない「ウチワノキ」が選ばれている。氏にとっては、思い入れのある木ということになろう。
私は、この木に始めてであったのは、大阪市立大学植物園であったが、今日、たまたま近くの園芸店に出かけたら、「ニオイウチワニキ」と書いた苗木がおいてあるのを見つけた。名前ほど良い香りでは無かったが、花が可憐なので一鉢買い求めた。
1919年に韓国中北部で発見され、日本に持ち込まれたものは、1939年に小石川植物園で初めて開花したということである。3月頃葉の出る前に白または淡紅色の花を下向けに付ける。雌雄異株である。蒴果は扁平な円形で、周りが翼状になり、これが団扇の形に似ているところから、ウチワノキの名前が付いた。
学名はAbeliophyllum distichumで、モクセイ科ウチワノキ属である。
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永らく見たいと思っていた「ウチワ」にようやく巡り会うことが出来た。京都府立植物園のアジサイ園の近くである。(2003.11)

ウチワノキ-4月始め市大植物園で-

ようやく巡り会った「ウチワ」-京都府立植物園で

ニオイウチワノキとして売っていた鉢植えの木-2月-

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