梅本さんから、小石川植物園で撮られたアカバナアメリカトチノキの写真が届いた。以下は、お馴染みの梅本さんによる解説です。
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和名 : アカバナアメリカトチノキ
学名 : Aesculus pavia
科名 : トチノキ科
原産 : 北アメリカ
本種は、北米原産なのに樹高1.5~2.5mくらいと、とても背の低いトチノキの仲間です。よく街路樹などに見かける「ベニバナトチノキ」は、本種と「マロニエ(西洋トチノキ)」とを掛け合わせたものと云われます。花色が、ご覧の通り濃い紅色を呈し、花期は他のトチノキに比べて、やや早いのも特徴です。主に景観樹として庭公園等に植栽しますが、背が低いのでコンテナ植栽等も可能ですよ。(^_^
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京大では農学部植物園に一本類似の木があるが、学名は、Aesculus glabra Willdとなっている。この木に関して、府中市の黒岩さんから「Aesculus glabra Willdの花の色は緑または黄緑です」との情報を頂いた。Web情報で見る限りその通りであるので、農学部植物園の名標板が間違っている可能性が高い。
梅本さん撮影の花と葉(都内小石川植物園 2005.4.29)
京大農学部植物園で、アメリカトチノキ Aesculus glabraと記載された木の花(2005.4.26)