すずかけの木(プラタナス)-(1999.4.9、2000.2、加藤さん)

季節の木

加藤さんが小石川植物園で撮影した、三役揃い踏みの写真である。代表的なスズカケが3種類、樹形と樹皮が綺麗に写っている。加藤さんの解説です。
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今回のスズカケノキ3種も小石川植物園の売りの一つで、スズカケノキ、
モミジバスズカケノキ、アメリカスズカケノキが同時に見ることができます。
説明版によると、明治初期に日本に最初に導入されたものであるそうです。
今では二十数メートルに成長し雄大な樹形になっています。
原産地では30メートルを越えるそうです。
*スズカケノキ(Platanus orientalis Linn.)
西アジア・南東ヨーロッパ原産。樹皮は三種の中で最も白く滑らか。
大木になると下の写真のように根元がこぶ状に膨らむようです。
*モミジバスズカケノキ(Platanus acerifolia Willd.)
スズカケとアメリカスズカケの雑種。樹皮はスズカケ程は白くなく滑らかでもない。性質が強いので、街路樹や公園樹としてよく植えられる。
*アメリカスズカケノキ(Platanus occidentalis Linn.)
北米原産。大木になると樹皮は暗褐色になりはがれたり縦にひび割れる ********************************************************************
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英語名は「プラタナス」であるが、4月の花の後、秋に出来る集合果が鈴を木に架けたように見えるところから「すずかけ」とよばれる。銀杏と並んで最もよく見る街路樹である。
特徴ある大きな葉と、白と緑がまだらになった幹から、すぐにそれと解る。街路樹に使われている「すずかけ」は、毎年短く切られて無惨であるが、公園などで
真っ直ぐに大きく伸ばされた「すずかけ」はどっしりとして美しく、特に秋の紅葉が素晴らしい。大きいものは20m以上になる。
日本で最も多く見られるのは「もみじばすずかけ」であり、「すずかけ」と「あめりかすずかけ」との雑種で、イギリスで作られたと言われている。
学名はPPlatanus ***で、スズカケノキ科スズカケノキ属である。

スズカケノキ

アメリカスズカケノキ

モミジバスズカケノキ

ロンドンのキューガーデンで写したスズカケノキの花(4月)

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