クスノキ科の植物は、花の形がよく見てもなかなか解りづらい。花期はまちまちで早春のダンコウバイに始まって、クロモジ、アオモジ、ヤマコウバシと続く。クスノキ、タブノキ、ヤブニッケイときて、秋のカゴノキ、ハマビワ、そしてシロダモと11月まで咲く。いずれも黄色い透明な花である。
シロダモは高さ10m以上になる常緑の高木で、葉の3葉脈が目立つのが特徴である。果実は翌年の花の頃に赤く熟す。
学名はNeolitsea sericeaで、クスノキ科シロダモ属である。
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よしゆきさんは木の花を見付けるのがとてもうまい。なかなかタイミング良く綺麗な花を写せることが少ないのだが、いつも送っていただく写真は見事である。2005年にはシロダモの雄花を、2010年の秋には雌花を送っていただいた。
シロダモの花-11月
シロダモの蕾-10月
シロダモの花(雌花)-10月(2010.10、よしゆきさん)
シロダモの実と花(雄花)-11月(2005.11、よしゆきさん)
シロダモの葉-裏は粉を振ったように白いのが特徴