シンジュ(神樹)(にわうるし)-(1999.6.26、2001.5.24)

季節の木

シンジュは「にわうるし」とも言われる。見る間に大きくなる木である。明治初期に渡来して以来、各地に植えられている。「にわうるし」と呼ばれるのは葉の形がウルシに似ているためであろう。実際には「ニガキ科」に属し、ウルシとは違う。もちろんかぶれることはない。
たまたま出かけた九州大学のキャンパスでシンジュの花が咲いているのを見つけた。まだ5月の終わりであるのに、満開である。今年も撮り逃がすところであった。
一般には、6月頃、枝先に小さな白緑の円錐花序をつけ、すぐに豆の鞘のような沢山の種子になる。
昔、呉服小学校の校庭内に住んでいたとき、窓のすぐ横にニワウルシの木があって、よく窓から飛び移って木登りをしたものである。少年時代を想い出させる懐かしい木の一つである。
学名はAilanthus altissimaで明治初期に渡来した。ニガキ科ニワウルシ属である。雌雄異株。

雄花-京都大学で写す(2004.5.26)

雌花-九州大学で写す(2001.5.24)

6月のニワウルシの翼果

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