さるすべり(百日紅)-(1998.7.25、2001.8.12)

季節の木

「さるすべり」は夏の花である。暑い夏に真っ赤な暑苦しい花を咲かせるが、その力強さに圧倒される。最近は白いサルスベリを植える家も増えてきた。木の幹はいかにもツルツルで猿でも滑りそうである。
4月には芽が出ていないが、5月と共に芽を吹き、急に枝を出し葉を茂らしてゆく。毎年新しい枝を剪定されても、また長い枝を出して先端に花を付ける。
百日紅という名前も良くできている。6月の末から咲き出して、ほぼ100日、夏を通して紅の花を付け続けてくれる。花の乏しい季節に長く彩りを添えてくれる木である。
学名はLagerstroemia indicaで、ミソハギ科サルスベリ属である。江戸時代にはすでに日本に渡来していた。

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