カンヒザクラ(寒緋桜)-(2000.3、加藤さん)

季節の木

加藤さんからカンヒザクラの写真が届きました。
これまでカンヒザクラとして載せていた写真が別物で、シュゼンジザクラではないかと、梅本さんから指摘していただいた所だったので、加藤さんからの写真は、有り難い。メジロが一緒に写っていて、一層春を感じさせます。
以下は加藤さんによる解説です。
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カンヒザクラ…3月中旬~下旬・小石川植物園

バラ科サクラ属のサクラで中国・台湾に分布、琉球にも多く植えられていると聞きます。サクラの中でも早い時期に咲き、色もひときわ鮮やかなため公園などによく植えられるようになりました。大きくなりすぎないので庭に植える家も増えた気がします。私も思わず足を止めて見入ってしまいます。

この花にメジロがよく来るので、いつかメジロが蜜をすっている姿を撮りたいと思っていました。今回やっとメジロと花をいっしょに撮ることができました。小石川にはいい樹形のカンヒザクラがあるのですが、この日は多いときで10匹以上のメジロの群が来ていました。途中から、ヒヨドリが2羽来て、メジロを追い飛ばそうとしましたが、メジロはすばしっこく身をかわし、また蜜を吸っていました。

学名は Prunus campanulata で、バラ科サクラ属。 campanulataは、“鐘状の”という意味で、下を向いて咲く花の様子から付けられました。
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当初はヒカンザクラ-緋寒桜-と命名されたが、彼岸桜と発音が紛らわしいのでカンヒザクラに変えたと言われる。ある人の話では、悲観桜とも聞こえるので変えたのではないかという。

メジロが来ている

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