見つけておいた榊の木に蕾が付いたので、2週間ほどして行ってみたらもう枯れ始めていて時機を失してしまった。花を適時に写すのは難しい。
木へんに神と書く。神事に欠かせない木である。結婚式で榊を神前に供えたことを思い出す人は多いだろう。墓所の前にはたいてい花屋さんがあって、榊と樒を揃えている。小さい頃、お墓参りを頼まれて、仏前に榊を供えて笑われたことを思い出す。
枝はよく見るが、花を見ることは滅多にない。その花は梅雨の頃に咲く。結構大きくて可愛い花が沢山付く。実は10月には黒く熟す。シキミの実は袋果で、形が全く異なる。
学名はCleyera japonicaで、ツバキ科サカキ属である。京大理学部植物園で撮す。
綺麗な雄しべを撮るのが至難
サカキの黒い実(11月)