カロリナポプラ -(2006.7.4)

季節の木

習志野市の野原さんから、「木々の移ろい」にカロリナポプラの名前が無いのが残念だ、とのメールを頂いてから1年以上が過ぎた。日本に自生する「ポプラ」と呼ばれる木はないが、学名Populusの一族は「ハコヤナギ属」として知られている。ヤマナラシ、ドロノキなどがこれに当たる。ポプラとして知られている背の高い木は、100年ほど前に移入された外来種で、カロリナポプラと<a href=”../kigi/populait.htm”>イタリアポプラ(セイヨウハコヤナギ)</a>が多く植えられている。前者が横にも拡がる樹形を示すのに対して、後者は直立して綺麗なポプラ並木を形成する。北大のポプラ並木は後者である。下のカロリナポプラの写真はドイツのMax Planckの植物園で写したものであるが、東京でも並木として植えられている。
学名はPopulus×canadensisで、ヤナギ科ハコヤナギ属の落葉高木である。カナダ・アメリカの東部を中心に分布する。英名はカロリナポプラ(Carolina Poplar)。和名はカロライナハコヤナギとも呼ばれる。

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