オオデマリ(大手鞠)-(2004.4.25、2005.5.7)

季節の木

オオデマリと言われると、つい、コデマリと同属で大型のものと思ってしまうが、科も属も全く異なる。コデマリは離弁花のバラ科シモツケ属であるのに対して、オオデマリは合弁花でスイカズラ科ガマズミ属である。ガマズミ属のヤブデマリ(詳しくは、ケナシヤブデマリ)の花が総て装飾花に変わった園芸品種であると考えられている。葉はガマズミ属の特徴を持ち、オオカメノキと同じように、葉脈がはっきりしていて美しい。
1-3mの高さになる落葉低木で、4-5月に直径10cm以上もある白い大きな手鞠のように花を付ける。庭木として植えられることが多い。市大植物園で写した花には、まだ両生花と装飾花の両方が見られた。
学名はViburnum plicatum var. plicatumで、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。別名をテマリバナともいう。

市大植物園のものは両性花と装飾花の両方があった

葉の表裏

樹皮

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