礼文島の礼文林道で初めてタカネナナカマドを見た。礼文島まで来ると、タカネナナカマドの育ちも悪いようで、通常は1-2mの高さになるのだが、50cm程度であった。ナナカマドには、ウラジロナナカマド、タカネナナカマド、ナンキンナナカマドなどがあるが、タカネナナカマドは花が俯き加減に咲くのですぐに分かる。葉も艶があって鋸歯が荒い。花は6-7月に咲き、開ききらない風情である。秋には1cm程度の実が赤く熟す。
学名はSorbus sambucifoliaで、バラ科ナナカマド属の落葉低木である。中部地方の山岳地帯以北、北海道にかけて育つ。
礼文林道で撮ったタカネナナカマド
