ウリカエデ (2002.3.30、2005.4.15、2007.5.27(戸次さん))

赤い花が咲いているのかと近寄ったら、モミジの翼果であった。真っ赤でよく目立つ。低山をハイキングしていてよく見かける木である。京大の理学部植物園には大きな木があるが、花が写せないので困っていたら、市大植物園に低い木があって、折良く花を写すことが出来た。

小さな葉が対生し、殆ど裂けないか3裂している。雌雄異株で、4-5月に総状花序を枝先に出して、8mmほどの花を下垂させる。翼果はほぼ水平に開くのと、赤い色が目立つのが特徴である。北海道を除く日本全土の山地に自生する。

学名は、Acer crataegifoliumで、カエデ科カエデ属である。別名を、メウリカエデ、あるいはメウリノキという。

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戸次さんから、伊勢の矢頭山山頂で写した、見事なウリカエデの翼果の写真を頂いた。三重県南部にある八頭山の麓には、「八頭の大杉」という、気持ちよく伸びた杉の巨木がある。

 

3月の花

4月の花

赤く水平に開く翼果      雄しべが見える

5月の翼果-戸次さん撮影(2007.5.27)

3裂した葉。葉は変形が多く、3裂しないものもある。

老木の幹           冬芽(2月)

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