梅本さんは神代植物園でよく観察会をされる。そのとき写された写真です。
解説も梅本さんです。
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中国名 : 深山含笑花
学名 : Michelia maudiae
科名 : モクレン科オガタマノキ科
分布 : 中国湖南省南部、福建、広東北部
本種は、Magnolia属ではなく、Michelia属の仲間です。
前者のマグノリア属には、「コブシ」、「ハクモクレン」、「ホオノキ」等が挙げられますが、後者のミケリア属には、常緑の「オガタマノキ」、「カラタネオガタマ」などが挙げられます。
尚、手持ちの資料で調べても、本種は載っておりませんでした。故に中国名を其のまま記させて頂きます。葉の形状は、広倒卵形で常緑です。葉表は、深緑色でやや照りがあり、葉裏は画像の様に、緑白色を呈して鮮やかです。
此の大輪の花は、寧ろ「コブシ」や「ハクモクレン」に似ています。花被片は9枚で、花の中央で、槍の様に突出したものが「雌しべ」。其の周囲を囲む、髭のようなものが「雄しべ」ですね。芳香は、淡い上品な香りです。
本種は、都内の神代植物公園・緑の相談所の奥に生えておりますので、お近くの方は、他にも見事な木々の花達が見られますから、是非足を運ばれてはと存じます ^_^)
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葉の裏と表