ラマラマ(Llama llama)-(2008.9.10)

季節の木

インカ道は、インカ領内のアンデスの山々を網の目のように繋ぐ、石畳の見事な道である。現代の高速道路網に匹敵すると言えよう。マチュピチュ遺跡から、そのインカ道を太陽の門まで200mほど登った。この道に沿って、色々な木々の花が見られる。ここでしか見ることの出来ない花の一つがLlama llamaと呼ばれる綺麗なピンクの花である。
2-6mほどの低木で、アンデスの2000m-4000mの高地に分布する。木の先端に付く集合花の形と色が美しく特徴的である。最下段の写真にある木の実は、子どもたちが遊びに使うと言うことであった。
学名はOreocallis grandifloraで、ヤマモガシ(Proteaceae)科オレオカリス属の常緑低木で、南米アンデスの原産である。

緩やかに波打つ大型の葉、先端のくぼみも特徴的。

背景に見えるのはウルバンバ渓谷を走る鉄道

子どもが遊びに使うというLlama llamaの種

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