季節の木

コミネカエデ-小峰楓(1999.11.3)

芦生の森で見られる典型的なモミジの一つ。本州以南の山地に生える高さ6-8mの落葉高木で、雌雄異株。5-6月に淡緑色の小さな花を付ける。 葉はほぼ5角形で、5つの部分に分かれるが、中央の一本が長い尾状で、優雅な形をしている。葉柄は3-5cm...
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コハウチワカエデ-小羽団扇楓(1999.11.3)

可愛くて、鮮やかな紅葉を楽しませてくれる。葉は、ハウチワカエデと相似で7-11裂するが、直径は3-6cm程度でハウチワカエデと比べてずっと小さい。イロハモミジと比べると、切れ目の数が多く、切れ目は浅い。 学名はAcer sieboldia...
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コハウチワカエデ-小羽団扇楓(2000.5.7)

ハウチワカエデが紅色の花を付けるのに対して、コハウチワカエデの花は淡黄色である。別名「イタヤメイゲツ」と呼ばれ、庭木として人気がある。葉の切れ数が7-11裂と多く、紅葉もなかなか美しい。 翼果はほぼ水平に開く。 学名はAcer sieb...
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カジカエデ-梶楓(2000.5(加藤さん)、2000.12、2001.5)

送っていただいてから少し時が経ってしまったが、加藤さんの写された「カジカエデ」である。5月初めには色々な楓の花が見られる。先日ご紹介した「ハウチワカエデ」、今週の「コハウチワカエデ」、既にホームページに「カエデ」とあるのは「イロハモミジ」で...
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イタヤカエデ-板屋楓(2000.11.25)

葉に特徴があり、5角形を横に平たくしたような形をしているので、すぐに憶える。裂け目は中位であるが、鋸歯は見られない。黄色く黄葉する事が多い。木はモミジ科の中では背が高く、20mにもなる。 花は、葉が開く前の4-5月頃、小さな黄緑色花からな...
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イタヤカエデ-冬芽(2003.1.1)

イタヤカエデの冬芽(とうが)は、その色とかたちが特徴的である。頂芽はよく目立つ暗紫色をしており、芽鱗はあまり多くない。側芽も、従って葉痕も対生でV字型に見える。頂芽の横に2個の頂生側芽(ちょうせいそくが)を付け、頂芽が3つあるように見えるこ...
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イタヤカエデ(春)-板屋楓(2001.4.18、2003.6.14)

大きな広い葉が燃えるように黄葉する、美しい楓である。春もまた、黄色の可愛い花と若葉の緑が美しい。イロハモミジやハウチワカエデの花が赤いのに、イタヤカエデは黄色の花を付ける。それも下垂せず上向きに、葉の出る前に咲くので、若葉が出るように見える...
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アズキナシ(小豆梨)-(2003.5.24、2003.6.14)

木の同定はなかなか難しい。箱舘山で見つけたこの木は、花の時期とその形・付き方から深山桜と同定していたが、どうも葉の綺麗な側脈が気に入らない。幹にも違和感がある。数日おいて、パラパラと植物図鑑を眺めていたら、ピッタリの葉が目に飛び込んできた。...
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アズキナシ(小豆梨)- 冬 -(2002.1.10、2005.11.30(竹内さん))

満開の花が咲いたような、アズキナシの赤い実の写真を岐阜県の竹内さんから送って頂いた。美濃市と郡上市の境にある瓢ケ岳の頂上付近で撮られたということである。以前に東山植物園で撮った写真は、時期が悪く、すっかり黄色くなって「小豆」の実感がなかった...
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アズキナシ(小豆梨)-(2000.6(加藤さん)、2003.5.29(YMTさん))

加藤さんの北海道だよりの4報目である。高さ10m以上になる落葉高木で、 5-6月に枝先に複散房花序を出して白い花を付ける。秋には小さな赤い実を一杯に付ける。 学名はSorbus alnifoliaで、バラ科ナナカマド属である。 ***...
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