季節の木

ハナイカダ(花筏)-(1999.5.1)

花筏とはうまく言ったものである。花が咲くと、花束が筏に乗ったような風情がある。といっても、花は地味である。写真のように、雄花は数個が集まって付くのに対し、雌花は、葉に一個だけ付く。ともに京都府立植物園で撮した。昔、花が付いた葉っぱを見てびっ...
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ハナヒリノキ-(2004.6.5、長岡さん)

長岡さんから送って頂き、梅本さんが同定された写真である。山地に行かないとなかなか見ることはない。 ツツジ科の落葉灌木で、ネジキやアセビと同じように、長い総状花序にスズランのような小さな花を俯きに付け、先に向かって咲いていく。写真の花はまだ...
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ハマニンドウ(浜忍冬)-(2000.5.27)

スイカズラは2つずつ花が付くが、ハマニンドウは さらにそれらが固まって咲くようである。その咲き方からハマニンドウと同定したが自信はない。京都植物園の生態園で写したが、かなり花期を過ぎていて、雄しべの花粉がすっかり飛んでしまっている。 紀...
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ハマナス(浜梨)-(2001.5.12)

ハマナスは懐かしい花である。昔、母と一緒に北海道を訪れたときに、6月の釧路湿原で、探し回ってやっと一輪開いているハマナスを見つけたことを想い出す。 北海道では6-7月に沢山の花が見られる。この花は寒地を好み、日本海側では島根まで、太平洋側...
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ハマクサギ(浜臭木)-(2003.5.29)

見落としそうな小さな花である。理学部植物園の灌木叢の中にあるので、通り過ぎてしまう所であった。少し気分がゆったりしていたので、見つけることが出来た。 その名の通り浜地に生える、クサギと同じクマツヅラ科であるが、花は全く違う。葉に悪臭があり...
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ハマジンチョウ(富岡巴崎)-(2000.2、山東さん)

九州天草の富岡巴崎のハマジンチョウのことを書いたら、山東さんが、その巴崎で写した写真を送って下さった。海岸線の写真があり、ハマジンチョウが海岸のどの辺りに群生するのかということがよく解る。さすが植物学者の写真である。送っていただいたメールに...
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ハマジンチョウ(浜沈丁)-(2006.1.9、中島さん)

沖縄の那覇の東南東、反対側の海岸線に佐敷町がある。ここに沖縄県の天然記念物である「ハマジンチョウ」の大群落があり、1月から3月にかけて可愛い花を付ける。沖縄を愛する写真家の中島さんから、その美しい花の写真が届いた。新年の贈り物である。メール...
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ハマヒサカキ-(1999.11.13、2000.11.15)

ヒサカキは春に咲くが、ハマヒサカキは秋から冬に咲く。樹形や花の付き方はそっくりであるが、ハマヒサカキの葉は全縁で、縁が反り返っているので、区別できる。葉の先端も鈍く平らで、ややくぼんだ形になっているものもある。 暖地の海岸に生える常緑の低...
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ハマヒサカキ-実 -(2000.12(梅本さん)、2004.11.23(ちゆきさん))

ちゆきさんから、京都の散策路で見付けたとハマヒサカキの雌花と実の写真が届きました。ヒサカキは春に花を付けますが、ハマヒサカキは11月です。この木は雌雄異株で、以前に撮った写真は雄株に咲く雄花ですが、今回頂いた写真は雌花です。 ******...
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ハマゴウ-(2000.7.25)

30年ぶりで志摩半島南端の和具に行った。近鉄特急で賢島まで行き、ここから英虞湾を船で渡る。短いけれど、海を渡る旅はロマンがある。 民宿風の宿から、浜に出ると潮風が心地よい。浜を歩いていると、地を這うように伸びた茎に沿って紫の花が咲いている...
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