季節の木

イヌエンジュ(犬槐)-(2000.8.19)

エンジュが円錐花序であるのに対して、イヌエンジュは複総状花序で花を付ける。一つ一つは穂状に見える。花は7-8月でエンジュよりやや遅れて咲く。類似の種に「ハネミイヌエンジュ」があるが、ハネミイヌエンジュが本州西南を中心として分布するのに対して...
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イヌブナ-(2001.4.10、2004.11.30、2005.4.12)

日本で見られるブナは、ブナ(白ブナ)とイヌブナ(黒ブナ)の2種である。名の通り幹の色が異なるほか、葉の形も少し違って、イヌブナの方がスマートである。どちらも5月頃に雄花序を下垂させる。木材としては日本では重宝されず、木偏に無いという字を書い...
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イヌビワ(犬枇杷)-(2001.2.11)

犬枇杷と書く。クワ科イチジク属の落葉灌木である。4-5月に本年枝の葉腋に花のうが付き、秋に15mm程度になって色づく。雌株のものは食べられるが、雄株は食べられない。 万博公園の自然研究路には、魅力的な説明板が多い。イヌビワについても面白い...
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インドボダイジュ(印度菩提樹)-(2001.8.17)

お釈迦様に関わる木として、ボダイジュ・ムユウジュ・シャラノキの3種があり、仏教三大聖樹と言われる。 インドボダイジュはお釈迦様が49日間の思惟の後、その下で悟りを開いた木であるとされており、インドのブッダガヤに植えられている。ガジュマルや...
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イジュ(伊集)-(2004.5.11、中島さん)

まず、イジュについての中島さんのお便りをご紹介しよう。 「5月に入ると咲き始めますが、6月上旬まであります。沖縄の梅雨入りの頃から、山を転々と白く飾ります。昨年から花をおいかけていましたが、今年の春は、赤い新緑?を見ました。綺麗な形にはじ...
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イジュ-(2001.6.10)

昨年石垣島に行ったときに木を見たが花はなかった。沖縄・奄美諸島にだけ分布する木で、4-5月に花を開く。本土でも生育できるが、花は夏に咲く。この写真は、調布の神代植物公園の温室で撮ったものである。京大農学部植物園にも大きな木があるが、高くて花...
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イイギリ-初夏ー(1998.5.22)

イイギリは冬に目立つ木である。鳥があまり食べないのか、晩秋から冬にかけて葉のすっかり落ちた木に真っ赤な実が一面に付いている。京大理学部一号館の北東角に雌雄の株が一本ずつ植えられている。 花は5月に咲き、ブドウの房のように黄色の花が垂れ下が...
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イイギリ-(1998.12.20、2001.12)

長い冬の間、赤い実が楽しめる木である。大きな葉は、茎が赤く、アカメガシワの葉に似ている。4ー5月、枝先に20-30cmの円錐花序をだす。秋の真っ赤な実が印象的である。12月、葉が全部落ちた後も、小粒のブドウのような赤い実が垂れ下がっている。...
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東京都港区「善福寺の大銀杏」

地下鉄日比谷線を六本木で降りて、東洋英和のある鳥居坂を下り、 シンガポール大使館を左折して、最初の通り(雑色通り)を400m程 下る(南下する)と右手に善福寺への入口がある。山門左手の墓地の中に 堂々と立っているのが、国の天然記念物の...
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千葉県市川市の「葛飾八幡の千本いちょう」

京成線「八幡」で降りて、線路に沿って東に歩くと葛飾八幡神社に出る。門をくぐって社殿の右手に「千本いちょう」がある。沢山の人がお参りしているが、イチョウをじっくり見ていく人は少ない。多数の樹幹が寄り集まって一本の大樹を形成しているように見える...
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