季節の木

ヤマフジ(山藤)-(2003.5.4、2008.5.19)

5月の新緑を求めて山野を歩くと、あちこちに背の高い「藤の木?」を見付ける。藤の花を一杯に付けているが、よく見ると杉であったりカエデであったりする。背の高い木のてっぺんにまで巻き付いて這い上がり、よく目立つ紫の花を付ける。放っておくと、幹が太...
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ヤマブキ-(1999.3.20)

京大農学部から湯川記念館に入るゲートの東側にある山吹は2月からちらほらと咲いていたが、今満開である。ヤマブキは,「七重八重花は咲けどもヤマブキの、実の(蓑)一つだに無きぞかなしき」という太田道灌への返歌で有名なので、八重咲きが普通と思ってい...
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ヤエヤマブキ-(2005.4.30)

久しぶりに訪れた理学部植物園では、八重のヤマブキが待っていてくれた。一重のヤマブキは4月も中旬を過ぎると花を落とすが、八重のものは4月になってからようやく咲き始める。太田道灌が、「七重八重花は咲けどもヤマブキの、実の(蓑)一つだに無きぞかな...
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ヤマボウシ(山法師)-(1999.5.15、2002.6.23)

今は、白とピンクの「アメリカはなみずき」がそこここに植えられているが、日本にもともと在ったのは「やまぼうし」で、あでやかさは無いが、きりっとした感じが私は好きである。 やまぼうしは「はなみずき」に遅れること半月ぐらいで開花する。松本市内の...
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ヤクスギ(屋久杉)-(2007.1.26)

こちらは日本の代表的な材木となる杉である。杉の巨木で知られる屋久島の杉を移植したものが京大農学部植物園にある。まだ背丈は10m程度の幼木であるが、葉の貫禄に驚かされた。まるで短剣である。屋久島では、樹齢800年以上のものしか屋久杉とは呼ばな...
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ヤドリギ(榛)-(2001.3.13)

むかし、背の届くところにブナの花が咲いていると思って、喜んで写したらヤドリギだったという苦い経験がある。それ以来、ヤドリギが良く目に付くようになった。宿主の幹に食い込んで養分をもらい、丸い形に成長する。常緑樹であるので、冬にはよく目立つよう...
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ヤドリギ-冬-(2000.12.10(梅本さん)、2004.11.10(長友さん))

木の葉が散ると、梢にかかるヤドリギがよく見えるようになる。梅本さんからヤドリギの写真が届きました。解説も梅本さんです。 ***********************************************************...
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ヤブサンザシ(藪山査子)-(2001.4.21、2001.11.10、2004.4.3)

今年は京都府立植物園でヤブサンザシの花を見た。今まで気付かなかったが、たまたま満開の枝垂れ桜を訪ねたあと、生態園に向かう途中で出会った。市大植物園で見たときより花の盛りに近かったので、良い写真が撮れた。今回撮った花も雄花である。 ****...
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ヤブニッケイ(藪肉桂)-(2000.6.21、2009.11.7(よしゆきさん))

ダンコウバイで始まったクスノキ科の花もヤブニッケイあたりで一段落である。後は8月以降に、カゴノキ、シロダモ、ハマビワなどが続く。花を撮り始めてからクスノキ科の花がこんなにも色々あることを知った。 花は楠に似ている。写真では大きく写っている...
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ヤブムラサキ(藪紫)-(2004.5.18)

京大農学部植物園の一番北にヤブムラサキがひっそりと咲いている。近づいてみて毛むくじゃらなのに驚いた。ムラサキシキブやコムラサキと同じクマツヅラ科の落葉低木で、秋には紫の実を付ける。葉の形も似ているが、表にも裏にも沢山の毛のあるのが特徴である...
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