季節の木

ニオイニンドウ(匂忍冬)-(2000.7.21、2001.7.7)

京大農学部植物園で蔓生のニオイニンドウを見て数週間後、今度は京都植物園の宿根草園の蔓棚に巻き付いているのを見た。滅多に見ない木かと思っていたがそうでもないらしい。花のすぐ下の葉が合体して、中央を茎が突き抜いているように見える所はツキヌキニン...
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ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)-(1999.5.23、2001.5(ひかりこさん)、2004.7(八重野さん))

豊中の住宅街を歩いていて、玄関脇に一杯白い花を付けた木を見つけた。よく見ると、白に混じって濃い紫や薄紫の花もある。辺り一面が甘い芳香に包まれていた。「ニオイバンマツリ」である。 明治末期に渡来した木で、5-6月に4cm程の、香りの良い花を...
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ニオイサンタンカ-(2007.2.18)

沖縄本島や石垣島ではサンダンカ(三丹花)をあちこちで見かける。沖縄の亜熱帯植物園で「ニオイサンタンカ」と言う名前を見たときには、よく見かけるサンタンカで香りのあるものだろうと予想していたが、花は全く違っていた。最初に開いた白紅色の4弁の花が...
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セイヨウニンジンボク-(1998.6.27)

拡大して見ると、まるでカキツバタの一部を見ているような花である。滅多に見ない花だが、京都府立植物園のアジサイ園の出口で見つけた。 ニンジンボクというのは時々お目にかかる中国産の落葉低木であるが、その親戚である。穂状に花を出したり、葉が対生...
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ニンジンボク-(1999.7.10)

自分がミツバチのように思えてくる。この季節、少なくなっていく花々を求めて、あちこちと歩く。花を見つけて近寄ると、そこではもうミツバチ達が、先回りしてブンブンと羽音を立てている。 京都府立植物園の大芝生地の東よりで、ニンジンボクが花盛りであ...
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ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)-(1998.4.26、2010.5.8)

「忍冬」。来るべき春を待ってじっと耐える。なんと悲壮で強い名前であろう。 左京区の民家でキンモクセイに絡まって咲いているのを見つけた。手入れの良い上品な庭を引き立たせている。ウツギなどとおなじスイカズラ科の蔓生の木である。北米原産で、明治...
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ニガキ(苦木)-(2003.5.18、2009.4(よしゆきさん))

よしゆきさんから、いつものように花・実・冬芽の揃った画像を送っていただいた。まだ花や実の写真を撮っていなかったので、嬉しいことである。よしゆきさんは植物園でなく、山野を巡って沢山の木を見付けられるので、いつも驚き入っている。 ニガキは日本...
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ネズミモチ-(1998.5.17)

あちこちで、生臭い匂いを感じて、ふと見ると生け垣に白い花が咲いている。いま、ネズミモチの花が盛りである。花は近くで見ると,なかなか可愛くて、2本の雄蕊に守られるようにして、白い小さな雌しべが見える。 秋には黒紫の実を一杯に付ける。この実が...
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ネズ(ネズミサシ)-(2000.1.29)

なかなか鋭い切っ先を持った葉で、別名のネズミサシはこの鋭い葉に由来しているのであろう。樅などに比べると葉の付き方はまばらで3枚ずつ輪生する。木も20m以上にはならない。ビャクシン属によく見られる樹皮をもつ。 雌雄異株で、花は4月頃咲き、緑...
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ネムノキ(合歓の木)-(1998.6.14京都、7.25能勢町)

合歓の木とも書く。西日本各地で見られる。葉は互生し、大型の偶数2回羽状複葉で、羽片は7-12対、小葉は18-29対ある。夜になると小葉が閉じて垂れ下がるので「ネムノキ」の名がある。子供の頃、葉に触れると次々と閉じていく不思議を経験した人は多...
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