季節の木

ヤシャブシ(夜叉五倍子)-(2001.3.24)

なかなかヤシャブシを見つけることが出来なかったが、ようやく京都府立植物園の生態園で写すことが出来た。残念ながら、まだ満開とはいかず、雌花の美しい赤が見えていない。雄しべが開花を待つように畳み込まれているのがわかる。 本州の温暖な地方を中心...
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ヒメヤシャブシ(姫夜叉五倍子)-(2001.9.26、2003.4.5)

4-5月にかけてハンノキ科特有の尾状花序に雄花を一杯に付ける。雌花は雄花の奥に下垂して数個が小さく咲く。葉の葉脈は美しく印象的である。同じハンノキ科のヤシャブシは3月頃開花し、木はヒメヤシャブシよりも大きい。類似のものにミヤマヤシャブシ、オ...
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ミヤマヤナギ(深山柳)-(2000.7、梅本さん)

柳というと、シダレヤナギがを連想するが、色々の形の木がある。ネコヤナギは灌木であるし、ヤマナラシは20mを超える大木になる。今回梅本さんに送って頂いたミヤマヤナギは地を這う草のようである。以下は梅本さんによる解説です。 *********...
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ヤンバルナスビ-(2004.11.6、中島さん)

大阪の野坂さんから届いたヤンバルナスビに似た花の写真を、沖縄の中島さんにお送りして確かめていただいた時に添付してくださった、本物のヤンバルナスビの画像である。ビロード状に毛が密生し、トゲはなく、葉縁部は全縁、と言うのがヤンバルナスビの特徴で...
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ヤナギザクラ(柳桜)-(2001.4.21)

大阪市大植物園で、一杯に白い花を付けている、高さ4-5mの木が目に付いた。寄ってみるとリキュウバイとほぼ同じである。今までに見たリキュウバイよりも 背が高く、花の内部の色が褐色になっている点が、少し違う。 学名を見ると、リキュウバイと呼...
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コリヤナギ(行李柳)-(1999.4.2、2000.2.10)

コリヤナギの花が膨らんできた、白い羽毛を風になびかせて、満開になる日を待っている。2月の、まだ雪の残る池のそばにも、もう春の気配。 -------------------------------- 京大理学部植物園の池の縁に数株植えられ...
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しだれやなぎ(柳)-(1999.3)

京都「出町柳」の鴨川土手に植えられた柳が、若葉色になってきた。枯れ木が少しずつ緑になって、風に揺れている様子は、春の到来を感じさせてくれる。 俗に柳というのは「しだれやなぎ」のことだが、柳には実に多くの種類がある。「たちやなぎ」は文字通り...
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ヤマナラシ(山鳴らし)-(1999.5.1、2001.3.24、2002.4.29)

「山鳴らし」と言う名に惹かれる。 名の通り堂々とした喬木で、幹が白みがかっているのも良い。山を通る風に揺すられて、山を鳴らす風情がある。ヤナギというと「枝垂れヤナギ」を連想するので、か細い感じを持つが、この堂々とした木もヤナギ科で、別名を...
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ヤマボウシ(山法師)-秋-(2005.9.6、2007.9.9(sariさん))

5月に白い花を咲かせるヤマボウシは、白い総苞片が散った後、緑色の集合果を成長させ、秋9月には赤く色付く。アメリカヤマボウシ(ハナミズキ)の実が小さく堅いのに対して、ヤマボウシの実はイチゴのようで、熟すと食用にすることもできる。 sariさ...
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ヤマウルシ(山漆)-(1999.11.3、2006.10.17)

いま山々では、カエデと並んでヤマウルシが見事に紅葉している。 高さ3-8mの落葉低木で、日本全土に分布している。山で最もよく見かける木の一つで、秋には真っ先に紅葉する。ウルシ科の木には紅葉のきれいなものが多い。ツタウルシ、ハゼ、ヤマハゼ、...
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