季節の木

トウカエデ-春-(1999.5.1)

トウカエデは最近の街路樹の人気者である。 秋の紅葉が素晴らしい。 今の季節、よく気を付けてみると、トウカエデの木に小さな黄色の花が一杯に付いている。結構、虫達には人気があって、周りでブンブンと羽音も聞こえる。雌雄同株で、雄花と両性花を付け...
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ヒマラヤトウヒ-(2003.10.15)

ヒマラヤの名を冠するものは多い。最もよく知られているのはヒマラヤスギ(ヒマラヤシーダー)であるが、「木々の移ろい」にもヒマラヤザクラ、ヒマラヤゴヨウ、ヒマラヤトキワサンザシなどを掲載している。ヒマラヤ地方は日本の沖縄県にあたる緯度であるが山...
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ドイツトウヒ-(2000.3.3)

日本の森で一番よく見る木はスギであるが、ドイツでは「ドイツトウヒ」であろう。有名なシュバルツバルト(黒森)の多くの木がドイツトウヒである。日本でスギが植林されるように、ドイツではドイツトウヒが植林されている。別名をヨーロッパトウヒと呼ぶよう...
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トウヒ(唐檜)-(2000.2.16)

本州関東から紀伊半島にかけての深山に生える常緑針葉樹で40m以上になる。葉先は鋭いが、中央部は扁平で裏には白い気孔線が見える。幹は暗褐色で鱗片状になっている。花は5-6月に咲き、球果は、初め紅紫色であるが秋には黄褐色になる。 トウヒ属には...
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トウグミ(唐茱萸)-(2000.4.22)

4月から5月にかけて、色々のグミの花が咲く。アキグミ、マルバアキグミ、ナツグミ、トウグミ、ダイオウグミなどである。ツルグミとナワシログミは秋に咲く。 グミの花は、その表面に付いた細かい斑点や、ラッパの先が急に拡がったような形に特徴があり、...
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アカバナアメリカトチノキ-(2005.5.2、2005.4.29(梅本さん))

梅本さんから、小石川植物園で撮られたアカバナアメリカトチノキの写真が届いた。以下は、お馴染みの梅本さんによる解説です。 ***********************************************************...
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トサシモツケ(土佐下野)-(1999.5.20、2009.5.28)

コデマリやイワガサ、ユキヤナギと同じシモツケ属の典型的な落葉低木で、5月に花を付ける。シモツケには、アイズシモツケ、エゾシモツケなどと、産地名の付いた物が多いが、土佐シモツケは四国特産である。いま、京都府立植物園で見事に咲いている。 学名...
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トサミズキ-(1999.3.16)

遠くから見ると、枯れ木に緑の短冊がぶら下がっているように見える。近寄ってよく見ると、中から雄しべの赤い葯が覗いている。春の到来を告げる花の一つである。 高知県に自生している。葉脈に特色があり,裏には毛が多いのですぐにそれと憶えられる。 ...
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トックリキワタ(徳利木綿)-(2003.11.10、2003.12.2、中島Moeさん)

ピンクの花が満開に咲いた光景は、派手で美しい。沖縄では11-12月にかけて、トックリキワタの花が満開のようである。中島Moeさんから、素晴らしい写真を送ってもらった。南米ブラジルの原産であるが、南西諸島のあちこちで見られる。 冬に付く実を...
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トキンイバラ -(2004.5.8)

京都府立植物園で新しく植栽された木である。キイチゴ属の木は、花よりも果実に心が動く場合が多いが、本種は大輪の八重の白い花が売りである。雄蘂・雌しべが無く、残念ながら実は出来ない。中国南西部原産で、宝永年間(1700年代初め)に日本に入ってき...
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