季節の木

ヒロハツリバナ-広葉吊花 (2005.10.2)

西穂高口ロープウエー駅から西穂山荘に向かう途中で見付けたツリバナである。まだ実が弾けておらず、4個の翼を持つ十字の赤い蒴果がぶら下がっていた。。ツリバナやオオツリバナの蒴果は5個の翼を持つので区別できる。葉の縁にはよく見ないと解らない程度の...
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オオヒョウタンボク-大瓢箪木 (2005.10.2、2009.7.16、2009.8.13(橋口さん))

栂池自然園を散策中に、ハナイカダかなと思って近づいてみるとオオヒョウタンボクだった。蕾の時には花柄がピッタリと葉脈にくっ付いて、葉の中央から花が出ているように見える。開花と共に首を持ち上げ、葉柄と花柄が並行していることが分かる。 ヒョウタン...
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シマイスノキ (2005.10.17、玉田さん)

玉田さんから届いた小笠原の10月の花はシマイスノキである。玉田さんのメールによると、「シマイスノキは小笠原の「乾性低木林」の代表的な木ですが、花以外は特徴に乏しい木です。小笠原の固有生物の多くは、名前に「オガサワラ」か「ムニン」がついており...
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セイヨウサンザシ-西洋山査子 (2003.4.27(豊中)、2004.10.2(Leiden))

ライデン植物園では、セイヨウサンザシが見事な実を付けていた。 Crataegus laevigateに、C. oxyacantha、C. monogynaなどを加えて、英語名はHawthornで、ヨーロッパ中南部では普通に見られる落葉樹であ...
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アメリカトサムラサキ-土佐紫 (2004.10.2(Leiden))

コムラサキなどの実が目立つ季節である。 ムラサキシキブ、コムラサキ、ヤブムラサキ、トサムラサキなど、この時期に紫の美しい実を付ける灌木が日本には多い。ライデン大学植物園には、トサムラサキのアメリカ版が植えられていて、その実を見ていると、日本...
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アクシバ (2001.9.26、2009.11.19(よしゆきさん))

北大植物園の灌木園で真っ赤に紅葉した木を見つけた。よく見ると、真っ赤な紅葉の陰に隠れるように、赤い実が沢山付いている。クサボケと同じように、地を這うような格好で育っており、高さは50cm以下である。 6-7月に葉のわきに1cmほどの淡紅白色...
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グァバ-Strawberry guava (2001.10.6)

サバイバルを考えるのが上手な学生さんがいて、食べられる木の実を色々と教えてくれる。今回は、どこで見つけたのか、グァバの実を持ってきた。亜熱帯ならいざ知らず、京都にこんな木があるのかとびっくりしたが、確かに京大の北部キャンパスに育っていた。こ...
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マルバアキグミ (2001.10.6)

京都植物園の生態園の池の側に「マルバグミ」と書かれた立派なグミの木があるが、 春に花が咲くので、どうも変だと思っていた。秋になって実が付くと、 その形からマルバグミかどうかが分かる。マルバグミは面長な楕円体の形であるが、 このグミは写真のよ...
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ヒメトチ (2001.9.25)

ふと上を見上げると、真っ赤な紅葉が目に飛び込んできた。北海道は早くも紅葉のシーズンに入りつつある。特に、この「ヒメトチ」は早いようだ。木の根元はまだ青いが、 梢のほうから赤に染り始めていた。 北アメリカ原産のトチノキで、Ohio buck...
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マルバハギ-丸葉萩 (2000.10.13)

小石川植物園も、さすがにこの季節には花が少ないが、 灌木園で「マルバハギ」が咲いていた。ミヤギノハギと並べてみると、 確かに違いがよく解る。マルバハギはよく分枝するが枝垂れず、 花も葉の外に伸び出ることがない。 北海道以外の日本の山地で見ら...
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