最近は、南西諸島や北海道にしか分布しない木々が東京・大阪でも手に入る。うまく育ててやると、結構大きく育つものである。そんな木の一つにコンロンカがある。コンロンカと呼ばれる木は、元々屋久島以南の南西諸島に分布していたMussaenda parvifloraである。しかし、Mussaenda属の種類は多く、園芸品種もあるので、耐候性のあるものを選べば全国で育てられる。これまでに写したものと、送っていただいた写真などを載せてみよう。
コンロンカ属(Mussaenda)の特徴は、黄色や紅色の5角形(星型)の花と、葉のように見える白い萼片である。一般的には常緑低木か蔓性で、葉脈のはっきりした比較的長い葉を持っている。3-5月が花期であるが、南方では1年中チラホラと花を付ける。
学名はMussaenda ***で、アカネ科コンロンカ属の常緑低木である。
京都府立植物園のコンロンカ(Mussaenda parviflora)
咲くやこの花館で見たコンロンカ(ムッサエンダ・ルテオラ(Mussaenda luteola))
熊本の古庄さんから届いたコンロンカ。葉脈が浅い。(Mussaenda ***)
花屋さんで「ハンカチの木」と称して売っていた花(2000.9.10)
淡路島のイングランドの丘温室で咲いていた花(Mussaenda ***)