カツラ(桂)-(2000.4.2、2001.4.1、2008.7(橋口さん))

初夏のカツラのハート型の若葉は、涼しげでみずみずしく、美しい。
そのカツラの花は、目立たずに4月に咲く。よく見ると、木が何となく赤く見えている。雌雄異株で雄花の方が大きく、それだけ赤く見える。
写真の花は雌花で目立ち難いので、危うく通り過ぎるところであった。
秋には、小さなマメのような鞘を持った特徴ある実を枝に沿って並べる。やがて袋果は熟して避け、早春の頃には、黒い鞘だけが木に残る。
学名はCercidiphyllum japonicumで、カツラ科カツラ属である。japonicumはJapaneseの中性形で、japonica、japonicusがそれぞれ女性形、男性形である。
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山好きの橋口さんから、針ノ木雪渓への途中で見たカツラの若葉の写真が届いた。みずみずしい葉と、育ち始めた実が印象的である。(2008.7)

雌花

春3月、京都府立植物園のカツラ(2009.3.25)

カツラの若葉と若い実(針ノ木岳への途中で橋口さん撮影、2008.7.19)

9月の実

7月の涼しげな葉(橋口さん撮影、2008.7.19)        (1999.7.4)

樹皮(2006.11)

カツラの黄葉(2006.11)

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