ツクバネガキ(衝羽根柿)-(2005.11.8)

小さくて尖った柿の実が、綺麗に色付いている。この季節、花の少ない植物園で良く目立つ実である。実が小さく(3-5cm)形がよいので、盆栽に仕立てるとなかなか美しいが、渋くて食用にはならない。雌雄異株で、雌木だけでも果実は付くが、熟す前に落ちてしまう事が多い。実が落ちたあとに残る萼が、羽根突きの羽根の形をしているので「衝羽根」ガキと呼ばれる。
学名はDiospyros rhombifoliaで、カキノキ科カキノキ属である。中国の原産で1940年頃に移入された。中国名が老鴉柿なので、日本名としてロウアガキ、あるいはロウヤガキなどと呼ばれることがある。

京大農学部植物園で写す

萼が衝羽根の形になっている

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