柏原町は「第1回巨木を語ろう全国フォーラム」が開催されたことで知られている。そのきっかけになったのが、この木の根橋である。写真のケヤキの根が横の長く伸びて川をまたいでいるのが解る。昔は、木の根につっかいがしてあって本当に橋として使われていた。
立派なケヤキで県の天然記念物に指定されており、樹齢は600年以上とされる。根は奥村川(6m幅)をまたいでいる。幹周り8m、高さ30mである。
横には、織田家ゆかりの織田神社がある。柏原(かいばら)藩は前期が織田信長の弟に当たる信包が治め3代続いた後、信長の直系の信休がこれを継ぎ、明治の廃藩置県まで続いた。福知山線柏原駅で降りて、柏原の町に残る柏原藩の歴史を辿るのは良い散策であろう。