大文字山を登って三井寺に出るハイキングコースを歩いた。ハクサンボク、ガマズミ、ミツバアケビ、シロバナアケビ、ウワミズザクラなどが満開であった。三井寺の裏山に登るところに、入山料500円也の看板があって、みんなで怒っていたが、ふと下を見るとクマイチゴが一杯に咲いていた。気分を直して迂回することにして琵琶湖に出る。汗ばんだ頬に、湖面を吹いてくる風が心地よかった。
クマイチゴは棘の多い落葉低木で、5-7月に15mm程度の花を付け、果実は赤く熟す。1cmくらいの大きさで食べることが出来る。葉の長さは5-10cmで、不揃いの鋸歯がある。
学名はRubus crataegifoliusで、バラ科キイチゴ属である。crataegifoliusは、強い葉の意味。