長岡さんから「これは何の木の花でしょう」とメールを頂いて、梅本さんに同定していただいた木である。イタチハギというと、「ブラシのような黒いシッポが上向けに出た萩」というイメージであったが、長岡さんの綺麗な彩りの花を見て認識を改めた。
大正時代に道路の砂防用に移入された落葉低木で、今は野生化している。5-6月に長さ10cmを越える穂状花序をつける。花弁は濃い紫色で、葯は黄色である。花の後は、1cmほどの豆果が沢山付く。
学名はAmorpha fruticosaで、マメ科イタチハギ属である。別名をクロバナエンジュという。北米・メキシコの原産。
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門野さんから、緑のイタチハギの蕾がとどいた。「花が開く前の青々とした姿ではとてもクロバナエンジュと言う名前とは一致しません。」と書いておられるように、緑と黒と、両方の状態が解らないと同定を誤りそうである。(2005.5.8)
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ノルンさんから最新のイタチハギの写真を送っていただいた。門野さんのは蕾、長岡さんとノルンさんのは綺麗に開いた花の写真であるから、5月中旬が見頃と言うことであろうか。
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ジャカランダの写真を送って下さった末光さんから「2005年の万博公園で、撮った”くろばなえんじゅ”がありました...」と言うメールとともに、イタチハギのスラッとした美しい花の写真を送っていただいた。普段は困った雑木のように扱われるが、5月の花の時期には多くの人の目を引くようだ。
長岡さん撮影の、開花中の綺麗なイタチハギ
四国の愛媛県で綺麗に咲いているイタチハギ-ノルンさん(2007.5.1298)
開花前の緑のイタチハギ-くろんど園地から獅子窟寺へのハイキング途中で、門野さん撮影
スラッと美しい穂状の花。2005年の万博公園で、末光さん撮影。