イヌコリヤナギ(犬行李柳)-(2000.3.25)

昨年の3月に、筑波の植物園で写した。紫色の蕾が、仲良く並んでいるさまが、とても可愛い。川辺や湿地帯で見かけることが多く、根元からよく分岐している。京都では、コリヤナギの方はもう満開なので、イヌコリヤナギもこれから開花の時期を迎えそうである。
「犬」が付くのは、「似て非なるもの」の意味で、コリヤナギに似ているが(行李を作るには弱くて)あまり役に立たない、ということを指している。何となくかわいそうである。犬の付くものは結構多く、イヌツゲ、イヌガヤ、イヌガシ、イヌザクラ、イヌビワ、イヌシデ、イヌブナ、イヌマキ、イヌザンショウなどがある。
学名はSalix integraで、ヤナギ科ヤナギ属である。

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