高知で訪れた牧野植物園にも大きなヒトツバタゴの木があり、満開を迎えていた。最初に作ったページには、あちこちの自生地や移植地のヒトツバタゴをご紹介しているが、ヒトツバタゴそのもののご紹介が少ないので、新たにページを作ることにした。
ヒトツバタゴはモクセイ科の木で、韓国、中国、台湾に自生するが日本では愛知県、岐阜県、対馬にのみ自生する。今は日本各地に移植されて大抵の植物園で見ることが出来る。下記のトピックスのページを参照にして下さい。
樹高は30mにもなるものもある。5月に本年枝の先に円錐花序を付け独特の形の白い花を多数咲かせる。満開時には木全体が雪をかぶったように白くなるほどである。花冠は4枚に深裂し、線状に見える。雌雄異株で、雌株の実は黒く熟す。
学名はChionanthus retususで、モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木である。
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トピックスのページには、自生地である岐阜のヒトツバタゴ、対馬のヒトツバタゴ、そして東京に移植されているヒトツバタゴの満開の写真が掲載してあります。どうぞご覧下さい。
特徴的なヒトツバタゴの花、花弁は4つに深裂して線状となる(2009.5.4、淡路ファームパーク)
満開のヒトツバタゴ(2010.5.6、牧野植物園)
葉の表裏
木によって樹皮の色は色々である。本には灰褐色とある。