京都府立植物園の半木神社の近くにヘラノキがある。どんな花が咲くかといつも見ているが花が付かない。これではヘラノキの花は駄目かと諦めていたら、京大農学部植物園に大きな木があった。尤も、その場所は普段は立入禁止になっており、たまたま開いていて見つけたものである。そんなわけで、何となく慌てて写真を撮ったのでぼけてしまった。来年のこの時期に、また戸が開いていることを期待しよう。
ヘラノキは、ボダイジュやシナノキと同じ仲間で、写真のようにヘラ型の苞が付き、ここから花柄がでる。ヘラノキではこの苞が特によく目立つようである。花は6-7月に咲く。
学名は、Tilia kiusianaで、シナノキ科シナノキ属である。京大農学部植物園で写す。