沖縄の海洋博跡の亜熱帯植物園で、ハスノハギリの開いた花と実を同時に写すことが出来た。前回写した蕾の色と今回の花の感じが随分と違うので、同じ花かと不審に思うが、葉を見ると確かに間違いはなさそうである。先端に3個付いた花のうち、中央のものが雌花、両側の2個が雄花である。世の奥様達にとっては羨ましいかも..。(2004.9.3)
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結構な大木の風格を持つ木である。高さは10m程であるが、幹のくねった形は年を経た巨樹を思わせる。葉は、大きく光沢があって、葉柄の付き方が蓮の葉を連想させる。7-8月に白い小さな花を付ける。写真のものは蕾であろうと思われる。
果実は透き通った感じで、10月頃白から紅色に熟す。底の穴から種子が見える。
学名はHernandia nymphaeifoliaで、ハスノハギリ科ハスノハギリ属である。沖永良部島以南の沖縄と小笠原諸島で見られる。西表島の由布島植物園で写す。
9月、海洋博跡の亜熱帯植物園で写した花
6月、沖永良部島で写した蕾