ハリモミ(針樅)-(1999.10、2001.5)

京都府立植物園の正門を入って直ぐの大花壇の右手に立派な樅の木が育っており、円錐状の樹冠が美しい。花のない季節には、この木の変化が良く目に付く。いま、立派な球果が枝のあちこちにぶら下がっていて、まるで、クリスマスツリーのようである。
別名をバラモミともいい、日本の特産種である。大きいものは30mを超す巨木になる。花は5-6月に咲き、この時季に枝を振ると、黄色い花粉を浴びることになる。5月に写真を撮ったときには、まるでミツバチのように花粉まみれになった。球果は10cmほどに成長し、10月頃には褐色になる。名の通り、葉は硬くて刺されると痛い。
学名は、Picea politaでマツ科トウヒ属である。politaは、エレガントなという意味。福島県以南に分布する。

6月の若い球果

5月の雄花-花粉があふれそう

幹と樹冠

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