ハマナス(浜梨)-(2001.5.12)

ハマナスは懐かしい花である。昔、母と一緒に北海道を訪れたときに、6月の釧路湿原で、探し回ってやっと一輪開いているハマナスを見つけたことを想い出す。
北海道では6-7月に沢山の花が見られる。この花は寒地を好み、日本海側では島根まで、太平洋側では茨城の海岸までしか見ることが出来ない。丁度いま、京都府立植物園の生態園に植栽されたハマナスが咲いている。
花は濃い赤紫で美しく、忘れられない色をしているが、写真のように枝の棘はなかなかのものである。果実は夏の終わりに赤く熟し、食べることが出来る。元々は「ハマナシ」と呼ばれていたのがハマナスになった。色の白いシロバナハマナスもある。
学名は、Rosa rugosaで、バラ科バラ属である。

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