ハマジンチョウ(浜沈丁)-(2006.1.9、中島さん)

沖縄の那覇の東南東、反対側の海岸線に佐敷町がある。ここに沖縄県の天然記念物である「ハマジンチョウ」の大群落があり、1月から3月にかけて可愛い花を付ける。沖縄を愛する写真家の中島さんから、その美しい花の写真が届いた。新年の贈り物である。メールには、
「マングローブとせめぎあうように群生する場所が佐敷町にあります。
佐敷町は、今年1月1日より、近隣玉城村他とともに南城市になりました。」
とある。ハマジンチョウは、海岸線のすぐ近く、満潮には汐がとどくような所に生える。九州天草の富岡巴崎にも群落があるが、我が国では九州西部以南にのみ分布する。例外として、三重県の五カ所湾でも見ることが出来る。
常緑で、全縁の葉が輪生する様や、花の大きさは沈丁花に似ている。果実は海水に浮いて流れ、分布を増やしていく。
学名はMyoporum bontioidesで、ハマジンチョウ科ハマジンチョウ属である。

沖縄の海が拡がる

幹は地を這うように伸びる

タイトルとURLをコピーしました