特徴のあるグミの花があちこちで咲いている。ナツグミ、アキグミ、トウグミ、ダイオウグミなどである。グミの花には花弁が無く、筒状の萼が先端で4裂しているので花弁のように見える。
アキグミが10-11月に熟すのに対して、ナツグミ、トウグミ、ダイオウグミは6-7月に赤く熟す。中でもダイオウグミは果実が大きいので、ビックリグミとも呼ばれる。
学名はElaeagnus multiflora cv. Gigantiaで、グミ科グミ属である。京都府立植物園の大芝生地の西側で写す。
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櫻井さんから、ダイオウグミの赤い実の写真を送っていただいた。メールには次のように書いてあった。「5月から6月のはじめにかけて、八王子市内の公園でダイオウグミやナツグミが色づいたので写してみました。しかし、この時期は殆どの実に虫がつき、満足なものを見つけるのが難しく、いずれも虫になめられて変形したものになっています。ダイオウグミは長さが約2センチ、中央部の直径が1.2センチ程度が殆どでした。」
>6月のダイオウグミの実(櫻井さん撮影、2007.5.22、八王子)
京大農学部植物園のダイオウグミ(2005.5.24)