京都の下鴨神社横で、突然,一面の黄色に出くわしてびっくりした。「ギンヨウアカシア」である。植えて4年程と言うことであったが、もう5m位に成長して、樹いっぱいに花を付けている。
葉は、アカシア特有の偶数2回羽状複葉で、2ー3月に枝先に沢山の花を付ける。近づくとほんのり良い芳香が感じられる。花の後は豆果が垂れ下がる。
関西では「ギンヨウアカシア」のことを「ミモザ」と称して売っているが、一般には、ミモザは「フサアカシア」のことである。フサアカシアの小葉は同じように小さいが、羽状複葉の羽軸が長く、全体的に大きいイメージがある。小葉は、「フサ」が30-40対に対して、「ギンヨウ」は20対位である。(この項は、梅本さんより教えていただきました)。
学名は、Acacia baileyanaで、マメ科アカシア属である。オーストラリア原産。
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東京の白金台の住宅街で、2月にもう真っ黄色に染まった木を見つけた。鮮やかな黄色が、そこだけ春になったような錯覚を起こさせた。(2004.2.23)