モミジバフウ-春-(2003.4.19)

冬のフウの木の下は、一面に鈴をばらまいたように実が落ちているのに、ついぞ花を写した事がなかった。浜松フルーツパークに行った際に、低いモミジバフウの木があり、ふと見ると花がきれいに咲いていた。上部の雄花と下垂した雌花の対比が面白かった。ブナ科やカバノキ科の木では、雄花が下垂し雌花は目立たず枝先に付くが、モミジバフウは逆である。ただし、雄花の数はやはり多い。
モミジバフウは、ユリノキと並んで最近の街路樹の人気者である。何といっても秋の紅葉が美しい。新緑の時の紅葉のような葉っぱも捨てがたい。しかも、堂々とした大木になる。公園樹としても見栄えがする。
学名はLiquidambar styracifluaで、マンサク科フウ属に属する。別名アメリカフウ。

雌花                       雄花

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