豊中の町を歩いていて、珍しい花が庭先に植えてあるのを見た。家の人に聞いたが名前がわからないという。帰って調べると、南米原産のフェイジョアという木であった。最近は色々な外来種が庭木に使われていて楽しい。
昭和初期に渡来した木でパイナップルグァバとも呼ばれる。
大きいものは5m程に育つ、常緑の小高木である。花は6-8月に咲き
なかなか派手である。花弁が巻く性質があるようだ。実は灰緑色で、
パイナップルのような香りがして、食べることが出来る。
学名はFeijoa sellowianaで、フトモモ科フェイジョア属である。
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野坂さんが目ざとくフェイジョアの実を見付けて送って下さった。下3段にある写真から、時間と共に変化する実の様子がよく解る。野坂さんのメールには、次のように書いてあった。
「7月には青く上向きに生っていた実が、11月には大きくなって、下向きになっていました。「秋に少し黄色くなると、皆、落ちてしまうのです」と、植物園の人が言っておられました。落ちた実は、いい香りがしました。カリンと、ポポーをミックスしたような?香りです。」(2005.12.17)
フェイジョアの実-最初は上を向いている(大阪市大植物園、野坂さん撮影)
やがて、重くなって下を向き
黄色に色付く頃には、ポトポトと樹下に落ちる。